雪の日の思い出(はつ恋)
とうとう奈良市で初雪が降りました!舞う程度という、気づかない人もいるのでは?という程度でしたが、それにちなんで雪の思い出を書こうと思います☃️
きっと本人は忘れていると思いますが、いや、先日中3の時の同級生と話したら意外と昔のこと覚えていたからなぁ、、、まぁいいや、これは小学5年生の時のできごとです。
当時、大阪南部に住んでいた私はこの地域に住む大体の小学生が一度は登る山、金剛山という大阪と奈良の県境にある山に耐寒遠足に行きました。冬山登山という登山靴にアイゼンをつけて登る行事で毎年5.6年生が行くのです。
そこの山頂でお昼ご飯を食べるのですが、天気が急に悪くなり、吹雪の中かじかんだ手でアルミホイルに包まれたおにぎりを食べることもままならない(なんせ指が動かない)まま、ご飯を切り上げて下山することになりました。
動かない指で必死に荷物をまとめ、慌てて近くにいた友達と連れ立って下山していたのですが…気がついたら友達たちはみな班が同じ人同士、私だけ違う班の人間で、私の周囲に同じ班の人間が全くいないのでした。
慌てながらも班行動をするべきだった!みんな私がいなくて心配してるはず!と思い、私は友達に別れを告げ、道の分岐点(チェックポイントらしきところ)に1人居残り、自分の班のメンバーが来るのを待ちました。雪山で、ひとりでした。
その後、他の班や他のクラスの子がどんどん通りすぎるのを1人で見送りながら、私はどんどん心細くなっていきました。来ない。班のみんなはどこに行ったのだろう⁉️
私は堪えきれず、たまたま通りかかったグループについて下りました。無事下山し、バスに戻ると班のメンバーはいません。メンバーが下山してきたのは最後の最後でした。どうやら山の上で私の姿が見当たらず、探し回っていて下山のスタート自体が遅くなったとのこと。メンバーの中には私の初恋の男の子(だから今だに覚えてるエピソードなんじゃないの⁈)もいて、私にすごく心配した旨を話してくれました。申し訳なかったなぁ。たしか私はめちゃくちゃ謝ったのでした。
小学校を卒業して以来、その山にも冬山にも登っていません(夏山はよその地域で登っていました)。スキーに毎年出かけますが、雪山を見るたびに毎回そのことが頭をよぎります。この話、家族には話していませんが、その初恋の男の子があの後雪山を登ることがあったのだろうかと思います。
そして、実は初恋の男の子とは大人になっても腐れ縁は続いています。たしか大人になっても、「私の初恋があんたやってん」なんてことは言ってなかったはずです。はず、というのは20代の独身の時にお酒を飲んだ後にその子と車の中で2人っきりになって過去の初恋相手を暴露しろというくだりの話になったのに、その直後の自分の記憶が抜け落ちていて(多分意に沿わないろくでもない内容なのでしょう)思い出せないのです。肝心のところを覚えてないなんて、なんと都合のいい脳なんでしょう👾
でも、結果としてまだ腐れ縁が続いている(ここ1年はそういや会ってないな)ということは、その時私は打ち明けなかったのだと思います。幼なじみを好きすぎて、長く続く関係を望むあまり、ただの友達でいることを選んだのかもしれないし、単に当時の彼女さん(現在の奥様)から掠奪する意気地がなかっただけかもしれません。どちらにせよ、今となっては昔のことです。たまに雪なんか降ると変なことを思い出してしまうものです。
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