場所なんか気にならなかった

写真の駅は、家から45分前後かかるところにあります。百人一首に出てくる、あの竜田川。竜田揚げの由来とも言われるあの竜田川。ここは行って初めて気付きましたが無人駅でした。もちろん線路は単線です。

この駅から歩いて行ける場所に、めちゃくちゃ働いてみたい職場を発見して、面接の予約を取り付けてすぐに下見してきました。なんせ、初めて行く地域で土地勘がなく、下見しておかないと面接の日に無事に辿り着ける自信がなかったのです。

幸い、川沿いに遊歩道があるところでずいぶん気持ち良く歩くことができました。川べりに立つ紅葉は青々として、今が5月だということを教えてくれていました。

パートの職場が家から1時間前後かかる距離にあるというのは、普段の私の感覚だと少し遠いなと思うのですが、ここはそれが全く気になりませんでした❣️職種が気に入ったからなのですが、求人広告を見た瞬間、弾かれたように席を立ち、ほぼ反射的に電話をしていました。躊躇なく。それくらい、この仕事は自分こそがやるべきだ！と感じたのです。パートタイムの仕事を探していて、ここまで仕事内容に自分がロックオンされ、突き動かされるような気持ちになったのは初めてでした。

面接は来週。もちろん雇われる自信はありません。家が遠いから選考に落ちるかもしれません。小学生の子どもがいるから断られるかもしれません。それはそれで仕方ない。でも門を叩いてみないことには始まらない。

めでたく採用された時はどんな仕事かお知らせしますが、本当にどんな結果が出るかわかりません。どうかここで力を発揮させていただけますように。私は帰りの無人駅で缶コーヒーを口にふくむのでした。