晴れわたる桃源郷20(最終章)

4:30起床、5:30チェックアウト、6:12郡山駅発、11:30までに大阪市内着。以上のことを無事に時間通りこなし、旅を終えることができました。

ここまで書くと、まるで私がきっちり計画を立て、時間通りに全てを実行する人間みたいに見えますが、、、それは大体間違っています🤣

どうしてもここに行きたい、この人に会いたい、これを食べたい、みたいな欲があると、なんとか欲に忠実に行程にねじ込もうとするガッツがあることは認めますが、全ての欲を叶えるために仕方なく時間通りに動いているだけで、もし時間に余裕のある旅(夢ですね)ができるのであれば、予定も立てずに糸が切れた凧みたいな旅をしていると思います。行き当たりばったり大好きです!

ですが、現実には凧には糸がついています。地上の家に戻るべく、朝イチからコンビニで酪王カフェオレ500mlを3本買い、スーツケースに入れ、ゴロゴロと引っ張って郡山駅に向かいました。スーツケースの中には頼まれていたお菓子の他にも日本酒720mlが入っています。スーツケースにたくさん買い込む気満々で食べ物が美味しい福島に乗りこみましたが、望み通りにしっかり買い込むことができました🎶満足度は998%。残り2%は次回のお楽しみとします✨

ほんの少しだけ自分に決着をつけたいことがあり、企画実行した今回の福島一人旅。決着の部分はあまりにも個人的すぎることなので割愛しましたが、結論からいうと行って正解、大成功の旅でした✨

私は、現地に身を置いて初めて悟るタイプらしく、想像だけでは自分自身を納得させられない、でも行ったら一瞬で腑に落ちるという人間のようです。なんて単純な(笑)

なので、今回は敢えて同じ地を旅してよかったと思っています。決着をつけないことには前へ進めない人なのです。自分の気持ちを現地で確かめ、大丈夫だと確認すると同時に、一つ分かったことがありました。

一人旅だったから余計にかもしれませんが、どうやら私は誰かと話していたい性格みたいです。誰かと話すために一人旅を選ぶということは逆説的ですが、一人でいる方が話しかけるチャンスは多く巡ってくるな、と思いました。

また次回、一人旅をするチャンスは巡ってくると思います。そのときどんな相手とどんな風に話ができるのか。旅そのものと同じくらい、楽しみでなりません😊

前回、「桃源郷を行く最終章」でふれた、時を隔ててある最後の石ですが、それは見つからない方がいいのかもしれません。桃源郷がその人の心の奥底の、二度と訪れることができない理想郷であるならば、石もまた手に入らないものかもしれません。でも、次こそは石に触れられるかもという想いがあるから、また行こうという気にもなるのです。

最後に偶然の話を一つ。行きの夜行バスの中で私が読んだ、福島について色々紹介してある本にありましたが、はるか昔、この地を日高見国(ひだかみのくに)と呼んでいたらしいということを知りました。私が「桃源郷を行く最終章」でとりあげた荻原規子さんの小説の舞台、隔てられた最後の石があるとされる地も日高見国でした。本当に単なる偶然の話です。(完)

あしたのパン焼きさん

奈良・西ノ京でオンラインのタロットカード専門店Sweet Magical Card を営んでいます。完全予約制にて対面鑑定も実施中。 文書いたりイラスト描いたりタロットカードで占ってみたりしてますが、実はパンも焼いてます。

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