桃源郷を行く・14
七日町駅を出てすぐに、声をかけられました。振り返ってみると、そこにはファイルを持った若い男性がいます。なんでも福島大学の学生さんで、アンケートでこの通りの景観についてどのあたりがよいか、改善点は何かなどについてを「実際に歩きながら」答えていくのに協力してほしい、とのことでした。とりわけ何かを急いでいたわけではなかったので、いいですよ😊と快諾して私は大学生と歩き始めました。
距離にして800メートルあまり。アンケートに協力するために、まずはプロフィールをつまびらかにしました。…女性、40代、主婦、どこから来たか、、、奈良県⁈遠くないですか⁈しかもひとり旅⁈プロフィールから勝手に話は弾み、なんかいーっぱいアンケート外の話題も沢山お話ししました😄
昨夜の焼き鳥屋さんについてオススメしまくる話や、大学生のお酒との出会いあるある話、どうしたら大学生男子がお酒を美味しく飲めるお店に行けるのか方法を教えてほしい(正答あり)話など喋るわ喋る!もちろん本題の街並みの景観についても、前回写真を撮った建物の前を通るにつけてココのこういうデザインがいい!電気のこの部分のデザインがレトロでいい!こんなところにステンドグラスが!蔵と合体してるのがたまらない!これめっちゃカッコいい建物ですけど何屋なんでしょうかねー⁈などと、脳と口が直結してるようなテンポできゃあきゃあ喋りは盛り上がりました😆👍🎶
話が自分の好きな方向で盛り上がって、しかも話せば話すほどアンケートに貢献できるわけで、そんなことからアンケートはヒートアップしたまま炎天下を続行です😉👍アンケートではありますが、長らくひとりで歩き回っていた身には、誰か感想を投げかける、共有できる相手がいるのはしみじみと楽しいものだと思いました!
私はひとり旅にはない高揚感を味わいながら、あっという間に初めに来た角まで戻っていました。もしひとりでこの距離を炎天下で歩いていたら、長さももっと違うものに感じられていたと思います。
大学生くんとはそこで別れ、私は妙な高揚感に包まれ(変な汗もかいたなぁ💦)、駅に向かいました。会津若松駅です。バスには結局2回しか乗らずに猛暑を乗り切ることになりました。(15につづく)
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